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……とは、かけ離れた状態の最下層です。
このノリで一部の最終章も突っ走る予定です。すみません。
続きにSS収納したので、こちらで私信です。
>水無瀬祐槻様
こちらこそ、すみません。無理に挨拶させたような状態で……
そして、開設した頃からとは……驚きました。とても嬉しいです。
あと、覇録の賢者は勿論のこと、新連載の続きも楽しみにしています。題名に惚れました。花の名前なのに、格好良すぎます。リィンとは違った雰囲気のツッコミ型ヒロインで、新鮮な感じがします。
インフルエンザの方は暫く咳が続きましたが、今は元気です。ありがとうございます。
酷い咳が出るという特性上、感染力が強いので、水無瀬様もお気をつけ下さい。
「セイリア、起きて」
聞き慣れた声が聞こえる。誰かは分かっている。彼女が部屋に入ってきた時には目が覚めていたからだ。
「起きてよ、セイリア」
可愛らしい声で名を呼ばれて、思わず口元が緩むが、我慢だ。
「もう、知らないよ。王様がネボスケでどうするの?」
もう少し粘っても良かったが、諦められては元も子もない。セフィリス・サラヴァンは毛布から出た。
「バルベロ?」
一応、今起きたことになっているので、疑問形にしてみる。
「宰相様が呼んでるんだから、早く起きてよ」
呆れたような笑顔でも、それを見るだけで、幸せだった。
「随分大事になさっておられることで」
「当然」
宰相は、席を外すバルベロの後ろ姿を見て、そう言った。それに、セフィリスは即答する。
すると、宰相は、窓に目を向け、言った。
「妃にすれば良いものを」
セフィリスも、できることならばしたい。しかし……
「あいつはそれを望んでいない」
戦場になんて出さずに、城に閉じ込めておきたいが、彼女はそれを望んでいない。
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