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第一部終了です。
恋愛が進展していないのと、後味悪い切り方をしてしまったことに、何と言い訳をして良いのか分からないような状態です。
しかし、こんなサイトのこんな小説に、ここまでお付き合いくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
さて、明日はクリスマスイブですね。
我が家は、クリスマスイブの夜、母の作った普段よりちょっぴり豪華な食事とケーキが出るので楽しみです。
スライスされていないハムを堪能できる機会は、クリスマスイブぐらいです。(どれだけ貧乏なんでしょう)
そして、家族全員、屋根のある家で、元気にクリスマスイブを楽しめることに対し、(主に寡黙な父に)感謝する夜でもあります。
何だか、心構えが正月みたいなのは気のせいです。
どうでも良いですが、対する我が家の正月はあっさりしています。
皆様はどのように過ごされるのでしょう。
聖夜。神を祭る儀式のある特別な夜。当然の如く、十年間の牢獄生活で、信仰心をどこかに置き忘れてしまったリーファや、元々なさそうなシュウや、最初から信じていないミューシアには、無縁のものである。
そう、だから、三人が聖夜に、森の中でむしゃむしゃ硬い肉を食っていたところで、何の問題もない。
「そういえば、今日は聖夜だよね」
しかし、リーファの一言のせいで、視線を集めてしまった熾天使の青年が、仮にも神の敵であるリーファたちと、むしゃむしゃ肉を食っていて良いはずがない。
「そうだよ、早く帰ってよ」
聖夜という言葉を知らないが、とりあえず、自分が良いように解釈したら、たまたま当たっていたミューシア。
「早く帰れとか以前に、手前、ここにいて良いのか?」
いつものように、普段の行動に比べ、わりと一般的なことを言うシュウ。
そんな二人に対し、むしゃむしゃと猪の肉を食べていたビアンカは、漸く顔を上げた。
「何がですか?」
そして、爽やかな笑顔を浮かべて、そう尋ねる。
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