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FT小説サイト「最下層の魔術師」のブログ
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TOPページから、携帯サイトの方へ飛べるようにしてきました。携帯サイトで書いてある分が溜まったら、こちらに更新しています……と言いつつ、この指サイトは、微妙に隔週水曜日更新です。

さて、最長記録を更新してしまい、後先不安な最下層の魔術師、第二部第一章です。
毎度のことながら、登場シーンだけは格好良いヒーローです。あとは、あえて言及を避けます。
そして、リーファはこれまでの人生で、最も良い服を纏っています。メイド服は、多分ローリアの趣味です。描写はしませんでしたが。

第二部は、シャーナであるリーファの生き方の変化など、細かいところも書いていくつもりです。お付き合い頂けると嬉しいです。

続きには、シリアスなシュウを収納しておきます。


 リーファ、お前は一体どこにいる?

 分かっている。生きている可能性なんて限りなく零に近い。それでも、探し続けないといけない。生きている可能性が零ではない以上。
 知ってしまった以上、責任がある。呼び起こすようなことを言ってしまった以上、責任がある。乗り越えるのは、リーファの仕事だ。でも、放っておくわけにはいかない。
 危険なのだ。前世と性が違うということは。さらに、覇王の影響がどんなものなのか、はっきりと分からない。

 リーファの精神は強い、とシュウは思っている。それでも、限界がある。輪廻の力を超越するような「想い」を持っている魂。
 セフィリス・サラヴァンは死んだ。それは正しい。だが、魂は死んでいない。生き続けている。

 ただでさえ、生きていくことの難しいシャーナの魔術師。静かに生きることなど、認められない身分に生まれ、それか確固たるものになってしまった。リーファが生きているとしても、幸せに生活できるはずがない。それは、シュウが一番良く理解している。

 世界の理に逆らうとは、そういうことなのだ。

 リーファとは話し合わないといけない。どういう風に生きていくか。どういう風に、考えていくか。もし、リーファが冷静に話をする余裕がないのなら、待てば良い。強要できないことを一番良く知っているのは、シュウだ。

 たとえ、死んでいたとしても、探し続ける。生きている可能性が、零にならない限り。

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